XMはGMT(グリニッジ標準時)で表示されている!
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海外FX業者である「XM」の取引時間には、GMTという基準が採用されています。
GMTとは、「Greenwich Mean Time」の略。
日本語で言うところの、「グリニッジ標準時」を指しています。
GMTは、世界的な時間基準です。
イギリス・ロンドン郊外にあるグリニッジ天文台が基準となっているため、この名前が付けられました。
メールをやり取りする方だと、送信日時に、よく『GMT+9』などと表示されることがあるため、「GMT」という文字自体を目にしたことがある、という方も多いかもしれません。
これは「グリニッジ標準時よりも9時間進んでいますよ」という意味で、国内外を問わずメールを送り合うビジネスマンにとってとても助かる表示形式になっています。
このように、GMTは、国を超えた基準です。
それが採用されているXMでは、日本だけの感覚でいては思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。
取引を行う際には、うっかり日本時間だけで考えてしまわないよう、しっかり注意が必要となってきます。
GMTでは何時なのか、自分の思っている時間と相違はないかをしっかりと確認してください。
ちなみに、XMは『GMT+3』となっています。日本は『GMT+9』なので、日本時間との差は6時間。
つまり、日本時間から差し引き「マイナス6時間」をすれば、MT4/MT5で表示されている時間になるということです。
ただし、これは夏時間と冬時間を考慮しなかった場合の考え方。
次の項で、夏時間・冬時間について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
夏時間と冬時間に注意

夏時間と冬時間。日本ではあまり聞きなれない言葉だなあ…と思われた方も多いかもしれません。
夏時間とは、太陽が出ている間を有効活用しようという考え方で、夏を中心とした7~8か月間、標準時間を1時間早めることをいいます。
ならびに、夏時間ではない通常期、つまり残りの5~6か月のことを、冬時間と呼びます。
夏時間は、オーストラリアの一部島では「早めるのは30分」だけなど一部例外もありますが、FXではシンプルに、1時間として考えます。
例えば、「夏時間でいう18時は本来の17時」といった具合です。
ただし、一般的に仕事を始めるのも1時間前倒しになるため、就業時間や営業時間は冬時間と変わりません。
単純に、1時間早い設定になるということです。
夏時間を採用しているのは、国際加盟国193か国のうち、60か国。
全加盟国の三分の一となっています。
なかには、ロシアやベラルーシのように、夏時間の導入後、「一年中サマータイム(=夏時間)にする」ことを決定し、そちらが基準となったケースもあります。
しかし多くの国では今も、先にご説明したように、夏時間と冬時間に分けられています。
夏時間の期間は、国によって若干違います。
例えば、
「アメリカ・カナダでは3月第2日曜日の午前2時~11月第1日曜日の午前2時」
「イスラエルは4月2日以前の最終金曜午前2時~ヨーム・キプール以前の最終日曜午前2時」
「オーストラリアは10月第1日曜日の午前2時~翌年4月第1日曜日の午前3時」
「トルコでは3月最終日曜日の午前1時~10月最終日曜日の午前1時」
といった具合です。
こう聞くとかなりややこしく思えますが、XMに限っていえば「3月最終日曜日午前1時~10月最終日曜日午前1時が夏時間で、それ以外は冬時間」だと考えておけば、おおむね問題ありません。
皆さんは、1分1秒を争っていると思います。
「気づいたら夏時間になっていて思うようなスケジュールで動けなった」とならないよう、夏時間と冬時間の切り替わり注意を払っておいてください。
XMの各商品の取引時間

続いて、XMの各商品の取引時間について説明します。
各セクションごとに、主要なものをピックアップしているので参考にしてください。
すべて冬時間で表記しますので、夏時間は別途算出(1時間マイナス)すると間違いがありません。
夏時間についてよく分からなくなってしまった場合は、前の項をご参照ください。
加えて、いずれもサーバーメンテナンス中は取引ができないため、アナウンスに注意してください。
通貨ペアでは、RUBが含まれるかどうかで違っていて、MT4(5)では
RUB | 取引時間 |
---|---|
含まれる | 月曜日16時5分~土曜日24時55分 |
含まれない | 月曜7時5分~土曜日6時50分 |
貴金属に関しては、
銘柄 | 取引時間 |
---|---|
GOLD・SILVER | 月曜日7時5分~土曜日6時50分 |
PALL・PLAT | 月曜日7時5分~土曜日6時10分 |
CFD(原油など)は、
銘柄 | 取引時間 |
---|---|
BRENT・GSOIL・NGAS・OIL・OILMn・HGCOP | 月曜7時5分~土曜日5時10分 |
CORN・SBEAN・WHEAT | 月曜日9時5分~土曜日3時10分 |
COCOA | 月曜日17時50分~土曜日2時25分 |
その他、インデックス(日経225、US30など)では
銘柄 | 取引時間 |
---|---|
JP225・GER30・UK100・US100・US30・US500 | 月曜日7時5分~土曜日5時10分 |
EU50・FRA40・SWI20 | 月曜日15時5分~土曜日4時55分 |
USDX | 月曜日9時5分~土曜日5時10分 |
SING | 月曜日3時35分~土曜日5時10分 |
CHI50 | 月曜日10時5分~土曜日5時10分 |
このように、商品によって取引時間は分単位で違っています。
平日にはメンテナンスが入ることも多いので、しっかり確認することが大切です。
ご自身のケースに合わせて、機会損失にならないように注意してください。
XMのおすすめの取引時間帯は?
GMTとは何か、夏時間と冬時間の違いなどを解説してきましたが、ここで気になるのが
- 結局いつ取引するのがいいのか
- 初心者でも失敗しにくいのはどの時間帯なのか
- どの時間を狙えばリスクが減らせるのか
- 反対に、どの時間だと冒険できるのか
ということです。
正直なところ、取引時間とそれに伴う利益については「確実!」「100%!」「絶対」という表現はできません。
ですが、そのうえでおすすめの時間帯はあるんです。
ここでは、その時間帯ををご紹介します。
大前提として、取引時間の選定方法としておすすめなのは、「目的に応じて」時間帯を選ぶこと。
具体的にお伝えします。
まず、コツコツと取り組みたい方や、大きく取引を狙うというよりは細かく動きに注目したい方におすすめなのは、「午前~日中」の時間帯。
ヨーロッパやアメリカの先進国が夜なので、参加しているトレーダーが少ないんです。
それゆえに、じっくりと落ちついて、取り組むことができますよ。
どんどん利益を狙っていきたい!という方は、「16時ごろ(夕方)から」の時間帯がおすすめです。
その理由は、夜だったヨーロッパが朝を迎え、市場が開いていくからです。
相場の方向性が定まり、上下のトレンドの流れが次々と出てくるのがこの時間帯なんです。
高いレバレッジを有効に使って、取り組みたいという方は、この時間を狙ってみてください。
もしも、上級者、あるいはある程度慣れているという方であれば、「23時以降」の時間帯、いわゆる「ゴールデンタイム」に挑戦してみるといいですよ。
この時間帯は、イギリスとアメリカの開場時間がかぶる時間帯です。
具体的には、夏時間の「21時~24時」、冬時間の「22時~25時」。
最も取引が活発になる時間だと言われており、激しく相場が動きます。
そのため大きく値が動くので、挑戦するにはもってこいの時間帯ですよ。
反対に、初心者は、この時間は見守って分析を進めるのが賢明です。
このように、一口に「取引時間」といっても、目的や慣れているレベルに応じておすすめの時間帯は変わっていきます。
まだまだ勉強中だという方は、「ゴールデンタイム」には見るだけにとどめて分析や考察を繰り返して力をつけつつ、落ち着いて取り組める「午前中~日中」で実践するのがおすすめです。
だんだん慣れてきたら、ヨーロッパが朝を迎える夕方ごろに取引をしてみて、徐々に夜へとシフトしていきましょう。
